#008 なぜ、痛い場所と原因の場所がいっしょではないのか?

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「腰が痛いから、腰が悪いんですよね?」

「肩が痛いから、肩をほぐせばいいですよね?」

このように思う方は、多いのではないでしょうか。

もちろん、痛い場所に問題がある場合も多くあります(これを『器質的疾患』と呼びます)。

しかし、長期間抱えるような体の痛みは、必ずしも痛い場所だけが原因とは限らないのです。

実は、離れた場所の関節の動きや、体のバランスが変わったことで、結果として、特定の場所に痛みが出ていることもあります。

今回は、なぜ、「痛い場所=原因」とは限らないのかを、できるだけわかりやすいようにお伝えします。

筋膜連鎖によって、離れた場所にも影響する

まず知っておきたいのが『筋膜』です。

筋膜とは、筋肉などを包んでいる薄い膜のような組織です。

この筋膜は、体の中でバラバラに存在しているわけではありません。

いくつもの筋肉や組織がつながりながら、全身を包み込むように広がっています。

そのため、ある場所の動きが変わると、離れた場所にも影響することがあります。

例えば、

足の動きが変わる
↓
膝や股関節の動きが変わる
↓
骨盤の動きが変わる
↓
腰に負担がかかる(痛い)

というようなことが考えられます。

これが『筋膜連鎖』と呼ばれる考え方の1つです。

つまり、「腰が痛い=腰だけを見ればいい」とは限らないのです。

骨格のバランスが変わると、負担が偏る

人間の体は、立ったり歩いたりするときに、全身を使ってバランスを取っています。

例えば、頭が少し前に出ているとします。

すると、そのままでは前に倒れてしまうので、体は別の場所をズラしてバランスを取ろうとします。

首や背中、骨盤、脚などが少しずつ調整することで、なんとか立っていられるのです。

しかし、その状態が長く続くと、「一部の筋肉ばかりが頑張る」という状態になることがあります。

その結果、肩や腰などに負担が集中し、痛みにつながることがあります。

つまり、痛みが出ている場所は、「一番頑張っている場所」であって、「最初に問題が起きた場所」とは限らないのです。

神経が、体の情報を伝えている

痛みを考えるうえで『神経』も重要です。

私たちの体には、皮膚や筋肉、関節などの状態を感じ取る神経があります。

「伸ばされている」

「圧迫されている」

「熱い」

「冷たい」

「痛い」

といった情報のすべてを、神経が脳へ伝えています。

そして、脳は、体から送られてきたさまざまな情報をもとに、

「今の状態は危険なのか?」

「どのくらい注意したほうがいいのか?」

などを、常に判断ています。

そのため、痛みは単純に「そこが壊れているから痛い」というだけではありません。

同じような体の状態でも、痛みの感じ方が違う…ということがあります。

睡眠不足や疲労、ストレス、天気などによって、痛みを強く感じることもあります。

痛みは、体から送られてくる情報を、脳が処理した結果として起こる、複雑な反応なのです。

血流も体の状態に関係している

筋肉は、動いたり、力を出したりするためにエネルギーを使います。

そのためには、血液によって、酸素や栄養などが運ばれる必要があります。

反対に、体の中で作られた二酸化炭素や老廃物などを運び出すことも、血液の大切な役割です。

長い時間を同じ姿勢でいたり、体を動かす機会が少なくなったりすると、筋肉の働きや血流にも変化が起こります。

その結果、

「体が重い」

「筋肉がこわばる」

「動かしにくい」

といった感覚につながることがあります。

ただし、「血流が悪いから痛い」と単純に決めつけることもできません。

痛みには、筋肉、関節、神経、血管、心理的な要因など、さまざまなものが関係しているからです。

痛い場所だけを見るのではなく、「体全体」を見る

ここまでの話で、「痛い場所=原因とは限らない」と、お分かりいただけるのではないでしょうか?

例えば、腰が痛かったとしても、

  • 足首やヒザの動き
  • 股関節の動き
  • 骨盤の位置や動き
  • 背中の動き
  • 姿勢や動作のクセ
  • 筋膜によるつながり
  • 神経からの情報
  • 筋肉の状態や血流
  • 睡眠や疲労などの全身状態

など、さまざまな要素が関係している可能性があります。

だからこそ、体の不調を見るときには、「どこが痛いのか?」だけではなく、「なぜ、そこに痛みが出現しているのか?」を考えることが大切なのです。

痛い場所は「犯人」ではなく「SOSを出している場所」かもしれない

少しイメージを変えてお伝えします。

例えば、家の中で警報器が鳴ったとします。

警報器が鳴っている場所は分かります。

でも、「警報器が鳴っている=警報器が壊れているではない」ですよね?

この場合、別の場所で問題が起きていて、それを警報器が知らせている可能性が高い。

長い期間患ってる体の痛みも、これと少し似ているのです。

痛い場所は、体が、

「ここに負担がかかっていますよー!」

と、教えてくれている場所なのかもしれません。

もちろん、痛みの原因が痛い場所そのものにあることも多くあります。

だからこそ、慢性的な問題は、最初から「腰が痛いから腰が悪い」、「肩コリだから肩をもむ」と決めつけるのではなく、体全体の動きやバランスを確認することが大切なのです。

おわりに

上記の視点から、当院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、姿勢・動き・体のバランスなどを確認しながら、全身の状態を見ていきます。

「なぜ、この場所に負担がかかっているのか?」

という視点を持つことで、専門の医療機関や、今までの治療院とは違った体の見方ができることがあります。

体は、1つ1つの部品が、独立して動いているわけではありません。

筋膜、筋肉、関節、神経、血流などが関係しながら、『1つの体』として動いています。

だからこそ、「痛いところだけを見る」のではなく、「体全体を見る」。

それが、体の状態を理解するための大切な一歩なのだと考えております。

店舗情報

店舗名

おかの整体院

代表

岡野 令

住所

〒300-2635
茨城県つくば市東光台4-19-4
駐車場完備
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営業時間

平日 10:00~20:00
土・祝 9:00~17:00
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休診日

水曜・日曜

アクセス

TX線研究学園駅より車で5分/万博記念公園駅より車で10分

TEL

080-6570-4997
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時間 月 火 水 木 金 土 日 祝
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09:00〜17:00 - - - - - 〇 - 〇
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