#007 なぜ、猫背は自分では気付きにくいのか?

  • URLをコピーしました!

「写真を見たら、自分が思った以上に猫背だった…。」

「家族から姿勢が悪いと言われるけど、自分では普通だと思っている。」

そんな経験はありませんか?

実は、猫背は、自分自身では気付きにくい姿勢の変化のひとつです。

毎日、鏡を見ているのに、なぜ、自分の姿勢の変化には気付けないのでしょうか?

今回は、猫背を自覚しにくい理由について解説します。

猫背は急に起こらない

猫背に気付きにくい最大の理由は、姿勢は、少しずつ変化していくものだからです。

例えば、

● スマートフォンを見る時間が増えた

● デスクワークが長くなった

● 運動する機会が減った

● 疲れると座る姿勢が崩れる

● 年齢とともに筋力や体の動きが変化してきた

など、こうした小さな変化が、毎日の生活の中で、少しずつ積み重なっていきます。

昨日まで背筋が伸びていたのに、今日、突然、猫背になるわけではありません。

数週間、数か月、場合によっては、数年かけて姿勢が変化していくため、自分自身では、その変化を感じ取りにくいのです。

脳が勘違いしている

ここが、とても重要なポイントです。

人間の体には、自分の体の位置や動きを感じ取る、脳神経の仕組みがあります。

これを、『固有感覚』と呼びます。

例えば、目を閉じていても、「腕が上がっている」や「足が曲がっている」と、ある程度はわかりますよね。

私たちの脳は、筋肉や関節などから送られてくる情報をもとに、自分の体が、今、どんな状態にあるのかを常に把握しています。

ところが、同じ姿勢を長期間続けていると、その姿勢が脳にとっての「いつもの状態」になっていってしまうのです。

つまり、本来ならおかしいとされる、前に出た頭や丸くなった背中も、「これが自分の普通の姿勢」として認識されるようになるのです。

そのため、本人は真っすぐ立っているつもりでも、周りから見ると猫背になっていることがあります。

よい姿勢をすると「不自然だ」と感じる理由

猫背の状態に慣れている人が、急に胸を張って姿勢を正そうとすると、

「なんだか苦しい…。」

「反りすぎている感じがする!」

「不自然で落ち着かない。」

と、感じることがあります。

これは、本当に、姿勢を反りすぎているとは限りません。

長い間、脳は、猫背の姿勢を「普通の状態」として感じていたため、少し姿勢が変わっただけでも、違和感として捉えてしまうことがあるのです。

たとえば、傾いている部屋で長時間生活していたら、慣れてきて、その傾きが普通に感じられてしまう…というようなものです。

私たちの感覚は、常に正確というわけではありません。

慣れた状態を、「これが普通の状態なんだ!」と捉える性質があるということを覚えておいてください。

鏡を見ても気付きにくい?

「毎日鏡を見ているから、自分の姿勢くらいわかる!」

と、そう思う方も多いかもしれません。

しかし、鏡を見るとき、多くの人は、無意識に姿勢を整えています。

また、鏡では、主に正面から自分を見ることが多いため、

● 頭が前に出ている

● 背中が丸くなっている

● 骨盤が傾いている

といった、横から見た姿勢の変化には気付きにくいことがあります。

猫背は、正面よりも、横から見たときのほうがわかりやすいものです。

「自分では普通だと思っていたのに、写真を見て驚いた!」

ということが起こるのは、このためです。

猫背は「背中だけ」の問題ではありません

猫背というと、「背中が丸くなっている状態」をイメージする方が多いでしょう。

もちろん、背中の形も重要ですが、実際の姿勢はもっと複雑です。

例えば、

● 頭が前に出ている

● 首が前に傾いている

● 肩が前に入りやすい

● 胸郭の動きが小さくなっている

● 骨盤の位置が変化している

など、体全体のバランスが関係していることがあります。

そのため、「背中を伸ばせば猫背が治る」というほど単純なものではありません。

無理に胸を張り続けることで、腰を反りすぎてしまう人もいます。

大切なのは、ただ「良い姿勢の形」を作ることではなく、自分の体がどのような状態になっているのかを知ることです。

猫背に気付くための簡単なチェック方法

自分では気付きにくい猫背ですが、次のような方法で確認することができます。

① 横から写真を撮ってもらう

自然に立った状態を、横から撮影してみましょう。

このときは、

「姿勢を良くしよう!」

と意識せず、普段通りに立つことがポイントです。

自分が思っている姿勢と、実際の姿勢に違いがあるかもしれません。

② 家族や周囲の人に聞いてみる

毎日、自分の姿を見ている家族や友人は、姿勢の変化に気付いていることがあります。

「最近、背中が丸くなってない?」

「頭が前に出てない?」

と、聞いてみるのもひとつの方法です。

ただし、人によって「良い姿勢」のイメージは違うため、周囲の意見だけで判断するのではなく、参考のひとつとして考えるとよいでしょう。

③ 以前の写真と比べてみる

数年前の写真と現在の写真を比較すると、姿勢の変化に気付くことがあります。

特に、

● 横向きの写真

● 全身が写っている写真

● 自然に立っている写真

などは参考になります。

毎日見ている自分では気付きにくい変化も、時間をさかのぼって比較すると見えやすくなります。

「猫背だから痛みが出る」とは限りません

ここで1つ、知っておいていただきたいことがあります。

猫背や姿勢と、肩こり・腰痛などの症状を、単純に結びつけることはできません。

「猫背=必ず肩がこる」

「姿勢を良くすれば、すべての痛みが治る」

というわけではありません。

痛みやコリなどには、

● 筋肉や関節への負担

● 体の使い方

● 睡眠や疲労

● ストレス

● 運動量

● 神経系の状態

など、さまざまな要素が関係しています。

そのため、猫背を必要以上に怖がる必要はありません。

一方で、長時間同じ姿勢を続けることや、体を動かす機会が少ないことが、体の不調と関係する可能性はあります。

重要なのは、「完璧な姿勢を維持すること」ではなく、同じ姿勢に固まり続けないことだと、私は考えております。

おわりに

猫背は、毎日少しずつ変化していくため、自分自身ではなかなか気付きにくいものです。

そして、私たちの脳は、慣れた姿勢を「普通」だと感じるようになります。

だからこそ、

「自分は姿勢が悪くない!」

と思っていても、一度、客観的(←ここ大事!)に確認してみることが大切です。

写真で見てみる。

以前の自分と比べてみる。

専門家に体の状態をチェックしてもらう。

そうすることで、自分では気付かなかった体の変化が見えてくることがあります。

ただし、姿勢は「良い・悪い」の二択ではありません。

無理に背筋を伸ばし続けるよりも、自分の体の状態を知り、必要に応じて体を動かしたり、姿勢を変えたりすることが大切です。

「最近、写真に写った自分の姿勢が気になる。」

「肩や首が前に出ている気がする。」

「自分の姿勢を一度チェックしてみたい。」

そんな方は、一度、ご自身の体を客観的に見てみてはいかがでしょうか。

当院では、姿勢だけを見るのではなく、体の動きやバランスも確認しながら、その方の体の状態に合わせた施術を行っています。

自分では気付きにくい体の変化を知ることが、これからの体を整えていく第一歩になるかもしれません。

次回予告

「なぜ、痛い場所が原因とは限らない?」

について、次回のブログで詳しく解説いたします。お楽しみに!

店舗情報

店舗名

おかの整体院

代表

岡野 令

住所

〒300-2635
茨城県つくば市東光台4-19-4
駐車場完備
地図を見る

営業時間

平日 10:00~20:00
土・祝 9:00~17:00
詳細はこちら

休診日

水曜・日曜

アクセス

TX線研究学園駅より車で5分/万博記念公園駅より車で10分

TEL

080-6570-4997
確実なご連絡には、LINEにてメッセージをお願いいたします。

営業時間

おかの整体院は 「 完全予約制 」 です。

時間 月 火 水 木 金 土 日 祝
10:00〜20:00 〇 〇 - 〇 〇 - - -
09:00〜17:00 - - - - - 〇 - 〇
勉強会参加等による不定休あり

周辺マップ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次